中島美嘉、せきおかくん
中島美嘉
- アーティスト: 中島美嘉
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/12/07
- メディア: CD
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俺って中島美嘉すきだっけ? → 好きかも。 → 好きだ。←いまここ。
歌がうまいというだけじゃなくて、生理的にやみつきになる感じで好きだ、この声。「こんな声で歌えたら人生楽しいだろうな」と、他のいろんな歌手 (Aiko とか夏川りみとか桑田佳祐とか小島麻由美とか)の歌声を聴いた時に思ったことを、この声に関しても思った。
せきおかくん
拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)
- 作者: 関岡英之
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/04/20
- メディア: 新書
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日本が、アメリカの言いなりになってしまっているという指摘。日本は「拒否できない」というよりは、国民が自分のことをそれなりに考えて合理的に行動すると、それがそのままアメリカの国益にプラスになるという構造の指摘。
日本人(例えば私)が「談合はけしからんなぁ」と、テレビのニュースか何かを見て思ったとして、選挙かなにかで談合を無くす方向で行動したとすると、それは一義的には「日本をまともにする」という動きに荷担することになるのだけれど、でも、もっと大きな視点で見てみれば、談合というおぞましい慣行が無くなることでアメリカの企業が日本の市場に参入しやすくなる方向へ荷担していることになっちゃう。
日本人が(例えば私)が、またもやテレビなどを見てて、「裁判に時間がかかり過ぎているのは、よろしくないよなぁ」と思ったとする。日本人が「裁判にかかる時間を短縮すべし」という圧力を政治家にかけていくと、当然、裁判にかかる時間を短縮する方向で法案が作られていく。実際にそのような法が国会を通り制定され(←いまここ)、施行されると今度は「法律家が足りないぞ」という事態になり、そのタイミングでアメリカは「うちの国にいっぱい法律家がいますから、送り込みますよ」ということになる。(と、関岡さんは予想している。「いずれ手始めに、アメリカの弁護士資格を日本でも認めろなどと要求してくるのは時間の問題であろう」と。 p.144 )
司法制度改革の話を聞いた時に、「裁判にかかる時間を短縮するのは、私・私たちにとって良いことだろうか?」と考えてみることは多くの人がやることだろうけれど、同じタイミングで、「これにはアメリカの思惑が絡んでいたりしないだろうか?」と思いをめぐらして、裁判を迅速化すると法律家がもっとたくさん必要になるかもしれないこと、アメリカでは訴訟濫発社会への反省の流れがあり、多くの法律家が余り気味になっていること(フツーそんなこと知らねーよ)に気付き、その余った法律家たちを日本に送り込むことをアメリカが考えているかもしれないぞ、と、そこまで考えないと、日本の国益を考えたことにならない、っつうことか。