発電床
彼はおもむろに椅子から立ち上がり窓の外を眺めた。眼下に広がる東京の街。駅からは点となった人間が続々と吐き出されてくる。
「すごい人数だな」
あれだけの数の人間が駅というひとつの建物に運ばれてきて、毎日毎日同じ経路を歩くんだな。そう考えていて、ふといいことを思いついた。
「あれだけの人数が毎日同じ場所を歩くってことは、あそこに『踏んだら電力を生み出す何か』を設置しておけば、かなりの電力を手に入れられるかもしれない」
そうつぶやいて、彼はほくそ笑んだ。
- 東京駅で「発電床」実験、通勤ラッシュの改札口 : NIKKEI NET
- http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061016STXKB003716102006.html
- スラッシュドット ジャパン | 東京駅で「発電床」実験開始
- http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/10/16/0318210
[勝手に物語化]