『虚数の情緒』『ナイチンゲール』

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法

Amazon で購入して、読み始めて数日。まだ 0 章の「方法序説」の途中。数学の話に到達してません。


ふだん私が本を読む場所は、風呂の中か、あるいは夜寝る前のベッドの中なのですが、この本は重すぎて風呂で読むには不適。今手元にある伊藤園の「おーぃお茶」の 2 リットルボトルにはあと半分くらいお茶が入っていますが、それと比べても、この本は大体同じかちょっと重いように感じるので、1 kg 以上はありそうです。ベッドの中でも、うつぶせでしか読めません。仰向けは無理。


索引まで含めたら 1001 ページもあるこの本の、59 ページにこんなことが書いてありまして、

ここで一つ,諸君にとっては非常に意外な例を挙げて,大いに驚いてもらおう.諸君は,”ナイチンゲール”の名前も,彼女が”白衣の天使”と呼ばれた看護婦であった事も知っているだろう.然し,彼女が同時に「数学者」でもあった,と言えば大抵の人は,「同姓同名の人違いじゃないの?」と思うのではないだろうか.そうではない.正真正銘,あのナイチンゲールである.
1854年に勃発したクリミア戦争に従軍し,「クリミアの天使」と呼ばれた英国人「フローレンス・ナイチンゲール」は統計学を研究する”数学者”であり,その成果を実際の看護に用いて,英国陸軍病院の死亡率を僅か半年で,40%から,2%にまで激減させた極めて優秀な”応用科学者”でもあったのである.

それで、この大著からいったん下車して、こっちに寄り道中。