朝青龍の件

朝青龍が処分されるのは分かった。でも、国に帰ってサッカーできるほどの状態の人に「腰の骨が折れてます」って診断書書いた医師はどう処分されるのか全く報道ではわからない。診断ミスなら問題だし、ワザと重く診断してあげたのならそれもまた問題なんじゃないかな。
相撲の問題も大事かもしれないけど、医師の問題のほうがより多くの人に関係がある気がする、と思った。

8月6日追記

トラックバックがうまく送れない、ということなので、ここにリンクを。

h2so4 - 朝青龍問題:なんか論点ぼやけすぎではないのか?
id:h2so4:20070806:p1

せっかくなので、h2so4 さんの文章を引用してみたり。

要するに今回の朝青龍の問題は,将来は幹部となりうるような社員が「骨折してたり肘がだめになったりでとても職務に耐えられる状況じゃないです」と届け出ておいて,静養先で大はしゃぎ,しかも全然体どこも悪くないではないか!ということを社外から指摘されたわけだ.それを役員が「軽率」だったというのは,どこかに「バレ無いようにうまくやれよ」という言外のニュアンスをとられても致し方ないだろう.また,休暇を許可した組織運営のずさんさを指弾されても仕方ないだろう.

うむ。すごく分かりやすい喩え。
「軽率」ですか。肩の力が抜けますね。

私は、相撲協会朝青龍を甘やかそうと厳罰に処そうと、どっちでもよい。それって組織の内部の話でしょ?日本の相撲がどうなるか、みたいな。

私が気になるのは、どう見ても間違っているとしか思えない診断書を書いた医師がいるのに、あんまりそっちのほうの問題が大きく取り上げられないこと。嘘をついたのか間違ったのか。どちらにしても、国家が免許を与えた医師が、こんな診断書を書いたことが明らかになってしまったのだから、それを知った人は我先に「ここに資格があるかどうか疑わしい医者がいるぞ」と告発するのが市民の務めじゃなかろうか。相撲協会でもマスコミでも朝青龍でもいいけど。

あ、そうか。朝青龍はモンゴル人だから、日本の医療レベルがどんだけ低くてもヤバイと思ったら国に帰ればいい。横綱という身分をなくしたって、命に関わる問題じゃない。
でも、日本に住む市民としては、「医師は医師としてキチンとしてもらわなきゃダメだぞ」という態度をとり続けないといけないんじゃないかな。
朝青龍鬱病になるまでの日数を心配するよりも*1、日本の医療がダメになっちゃう心配しないとさ。

*1:それにしてもあの「主治医」って、なんであんなに患者の病状をペラペラ喋るんだろう。訂正:ペラペラしゃべってた人は主治医じゃないそうです。ごめんなさい。