訪問販売嫌い

先日うちに訪問販売の人が来た。
リフォームの契約を取って歩く営業の人のようで、「新しい壁材が開発されましたので」とか「この近くで展示会をやっておりますので、ぜひ見に来て欲しい」とか、とにかくよく喋る。こっちの「壁をどうこうする予定は無い」というセリフを言う隙を与えない見事な喋りだった。
相手の喋りを数分間聞いた後でやっと「壁を新しくする予定は無いから」と伝えることが出来て、それでその営業の人は帰って行ったんだけど、1分にしろ2分にしろ、何かを中座させられるのは不快だ。(その時はテレビを見てた。)
うちには玄関にチャイムはあるけれどインターホンはついていないので、玄関のドアを開けて彼の話を聞くことになったのだけど、インターホンがあったとしても、あれくらい調子よく喋られたとすると、短時間で「いりません!」と伝えてシャットアウトするのは難しかっただろうな、と思う。
だいいち私は、電話でのセールスに対しても、スピーディに「いりません!」を伝えることが出来ないのだ。(相手が喋っている最中に自分が喋りだす、という行為そのものが苦手。)

訪問販売キラー

よくクイズ番組で使われているような、画面上にペンで絵や文字を書くやつ、あれを玄関先に設置して、訪問者に用件だの会社名だの全部書かせるようにしちゃえば、不快な訪問販売って激減するんじゃないか、と想像。

玄関の機械の前に立つと、画面上にこのような表示がされる。

いらっしゃいませ。お名前とご用件をお書きください。


(記入欄)


[送信] [クリア] [訪問販売法を表示]

訪問者が送信ボタンを押した時点で、家の中にいる者にそのことが伝えられる(チャイムが鳴る)。

あるいは、従来のインターフォンと同様にカメラとマイクが設置されていて、

いらっしゃいませ。お名前とご用件を30秒以内でマイクに向かってお話ください。
終わりましたら、ボタンを押してください。

というような表示がされていてもいい。訪問者のトーク内容は録音され、ボタンが押された時点で家の中の者に伝えられる。
訪問者が書いた内容や録音した音声は、玄関先カメラで写した顔の映像と共に、長期間保存できると良い。

要は、家の中に居る者と外からやってきた者のやりとりから、リアルタイム性を奪ってしまえばいいのだ。
これで、長いセールストークを聞く時間を節約することができる。

家の中の者が、訪問者に対して応答するかどうかの吟味は、訪問者が情報をすべて提出してから始めることができるようになる。訪問者が書いたものを読んで、セールスが目的であることがわかれば(そしてその商品に興味が無いなら)無視すれば良いし、氏名と業者名と訪問目的がきっちり示されていなければ、それはそれで訪問販売法に違反しているので、訪問者の映像データを好きなところに持っていけばよい。

訪問販売をする者にとっては、書いたもの、言ったこと、自分の映像がすべて記録されることになるので、下手なことは出来にくくなるハズ。

こんなのが普及したら、訪問販売なんて無くなるかもなぁ。