一本の蔓から色の違うアサガオ


だいぶ寒くなってきたけれど、アサガオは順調に咲いています。
この前気がついたんだけど、アサガオって一本の蔓(つる)から違う色の花が咲くんですねぇ。上の写真は、それを昼ごろに撮ったものです。一つの蔓から違う色の花が咲いている様子がわかるでしょうか。(赤いほうは、もうしぼんでしまってますが。)
ネットで調べたら、他の人もブログで「同じ株から違う色の花が咲くんですねぇ」と報告していた。

と思ったら!!

と思ったら、一本の蔓から違う色の花、というのは、実は間違いだったようだ。
え?間違い?じゃあ上の写真は何?いったいどういうこと?
このあと、衝撃の真実が明らかに!!
(CM)
日本植物生理学会のページの質問コーナーにこんな記述を発見。

質問:あさがおの色について
登録番号: 0113

弟が学校からもってかえってきたあさがおでふしぎなことがあります。
朝、花がさいた時は紫、夕方に見ると花の色が赤に変わっています。
おとうさんにきいたのですが、答えられませんでした。
なぜ、花の色が変わるのでしょうか?

回答:

質問いただきありがとうございます。
アサガオの花の色素は、アントシアニンといって、ちょうどリトマスのように水素イオン濃度(pH)で色が変わります。酸性で赤色、中性で紫色、アルカリ性で青色になります。お尋ねの紫色のアサガオがしぼむと赤色になるのは、咲いたときよりも、pHが下がったためです。

アサガオの花びらは、何層もの細胞でできていますが、表と裏側のそれぞれ一番外側の細胞にしか色はついていません。そして、咲くときにこの着色細胞の中にある、色素の入っている「液胞」という袋のpHだけが上ります。これはとてもエネルギーを使いますので、活き活きとした元気な細胞だけが行なうことができます。ただし、その時に、内側の無色の細胞の液胞のpHははなぜか上りません。

しぼむということは、花びらの細胞が死んでいくことです。その時には、エネルギーは使い果たしてしまい、pHを上げることができなくなります。さらに、細胞と細胞を分けている膜に穴があいて、液が混じり合うようになります。
そうすると、pHは全体としては下がってしまい、花びらの色は赤っぽくなります。

...(略)

日本植物生理学会-みんなのひろば-
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_index.cgi?show_page=95

なるほどー!。アサガオの花はリトマス紙だったのか。こりゃお父さんも答えられないかも。
どうりで赤いほうがしぼんじゃってるわけだ。というか、力尽きてしぼんで行く過程で、赤くなっていくのだな。
江原さん江原さん、アサガオは青いほうが活き活きとしてるんだってさ。

リンク

日本植物生理学会
http://www.jspp.org/menu.html
日本植物生理学会-みんなのひろば-
http://www.jspp.org/17hiroba/index.html

源氏物語 20 朝顔

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